映画ジョーカーを観た

久々に心にグサッとくる芸術作品を観た。

バットマンのスピンアウト作品だが、単なるコミックではない。

現代社会をよく描写した社会派映画だ。

今の日本と重なって見えていたのは、どうも私だけではなさそうだ。

 

主人公役のホアキン・フェニックス氏はこの映画のために体重を25キロくらい減らしたそうだが、半端じゃない。その眼力と哀しい笑い声、圧巻の演技力は、一言で言い表せない、胸に迫るものだった。彼はグラディエーターという映画でも主役の敵役として、憎々しい皇帝を鮮烈に演じていた。

今回もバットマンというヒーローの敵役のはずだが・・・・・彼を憎める人はいない。

いじめを犯すホワイトカラーたち、カウンセラーと称して存在する冷たい行政担当者、

心無い上司と悪の道に誘う同僚、同じ心を持つ弱い立場の同僚、親からの虐待・・・・

強い(富裕層)者だけが良い思いをして、弱い立場の人間だけが苦しむようなことがあってはならない。

我が国日本では、憲法が許さない!はず・・・・不平等現象を誰も裁けないままで、良いわけない・・・・・はず。

なのに・・・・罪を犯しても罰せられない輩がいる。おかしなことになっている。

おかしなことに・・・・・