本心

日本人はとかく本心を言わない民族だといわれている。
何のためにそうするのか・・・・

夏目漱石の言葉によると・・・
知に働けば角が立つ、情に棹させば流される・・・・・
意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい (”草枕”冒頭)
とあるが・・・・・
この美徳は日本国内では無くならないらしい。

その点欧米では、白黒はっきりしているようだ。
先日知人の話では・・・・
その方はある事故で足を余儀なく切断することになった。
脊髄などの損傷もなく、不幸中の幸いで命には別条もなく事なきを得た。
そこまでは順調だったが・・・・
それまでしていたインストラクターという仕事への復帰をするときのやり取りの時に、
彼女のマネージャーが欧米人だったため、彼女の事故後について、あっさりと対応してくれたことが、本当に助けられたと話していたそうです。
その方の他の同僚の人たちは、彼女に気を使って目をそらしてしまったり、だまって立ち去ったり、、、、
気を使われることでかえって、嫌な空気感が漂ったそうです~

「私、失敗しないので・・・・・」っていう決め台詞を言う主人公のドラマがありますけど、
「月光のおじさん」曰く、
日本人ではこのセリフを言える人は、いないだろうな~と言っていました。
確かにここまで言い切れる人って、日本人の美徳センス?から言っても皆無に等しいかも知れませんけど、
個人的本心では、ストレートで隠すこともせず発言することは、かえって人を傷付けないで済む場合もあるかと。
先日いとこの姉が、
「私、失敗しないので~」って言いながら、自慢の唐揚げを作っていましたけど〜
どうしても本気で言える人はいないのかなあ・・・・・。
※特に政治家や教職員、警官など公的世界には、ストレートな物言い、あってほしいですよね。