”映画相棒”を観た。

”映画相棒”を観た。
私はストーリーの中心にあるのは”反戦映画”だと受け止めました。
ゼロ戦のおと」・・・・母のように戦争を体験した人たちにとって嫌な音の一つなんだよなと改めて気づきました。いやいや音だけではなく、当然そんな簡単なものじゃないよね。当時の光景そのものが蘇ってくるものなのかも・・・・。
今までにいくつか戦争映画を観たことがありましたが、ピンと来ない、というか、実感できない、下手すると戦争ってかっこいい?美しい?と表現しているだけと感じていました。
母にも今まで○○艦隊〜とかいろいろ観てきましたけど・・・・自分があまりにデリカシーのない人間だと気づかされました。
戦争を実体験として心に持っている方には残念なお話ですが、失礼ながら現代の大半の人間がそのことを全く理解できていない、うまく語り継がれらていないというのが事実ではないでしょうか・・・・・
あなたたちも口で言いたくもない、思い出したくもない体験なんですものね。
グロテスクに表現することが、真実を見せるということとは思えない。
戦争とは国の中心を担おうと目論む人間の醜さのみ・・・・・そのことをしっかりと伝えるべき!
そして、罪のない人たちに手を差し伸べられる人間というのは、いつも強い者と戦える人なんだなと、そのことが
よく描かれている映画だと感じました。
近頃、よく歴史ものをチョイスしておりますが、どれも勝ち組が残してきた産物であり、真実があるわけではないと言われておりますよね、全く同感です。
映画相棒はそれぞれの魅力はありましたが、今回は一番今の世相にあっていた作品だったかも知れません。