冤罪

大阪で300日間、拘留されていた男性のお話をテレビで見ましたが・・・・・・・・
これを見て、動じない人はいただろうか?

その人は、ご家族の必死の願いが叶って、冤罪という呪縛から解かれた。
しかし、心の傷の大きさは計り知れない。
当時、警察署では未熟な証拠をネタにその男性を無理やり連行し、毎日罵声を浴びせ、身体的暴力を振り続けていたという。
コンビニのレジで、お金を1万円盗んだお客という想定とのことらしい。
また証拠と言われたお店のドアにあった指紋が、以前取られたことがあった彼の指紋と一致したことが、
逮捕の理由だったとのことだが、、、、、何かおかしくないだろうか?
お店の窃盗事件、しかも1万円?
それでその重い取り調べをする理由は、何なのだろう?
月光おじも指紋というのも、疑わしいといっている。
何とでも後から、偽装できるし?
彼は300日という長い地獄の中、ご家族との接見も禁止された時期があったという。自殺も考えたという。
本当に辛いってもんじゃなかったろう。
ただそのご家族が偉くて、犯行時と思われる時間帯に自宅にいた画像を見つけ、また物的証拠として押さえられていた指紋が、ドアのどの部分についていたか調べ、更に犯人と思われる店の画像との不一致を突き止め、見事保釈に成功したという。

ここまで聞いて、当時の担当警察官及び連行を許した警察署に犯罪性を問わないままということに、
強い疑問だけではない憤りを感じる。
傷害の罪、恐喝、強要罪
なぜ、罪を犯した当時の警察官が罰せられないのかが分からない。

冤罪など、警察の不祥事事件を聞くと、いつも知り合いの方の話が重なってしまう。
彼は事故を起こした当日、体調が悪く、突然発作に見舞われ、、意識朦朧状態となってしまった。
そのことから、不幸な事故を招くことになるのだが、話はここから二次災害がはじまる。
通常の事故処理とは異なるところを、当時の警察署の扱いは、酷いものだったという。
兎に角、わざと事故を起こしたことにさせたがり、当然その方は「胃に差し込みがあったことが原因で、わざと事故を起こしたわけではない」と拒否した。
ところが、その行為から拘留期間の延長、更に期間中、水もろくに飲まさせることなく、病院で単なる問診だけで、精密検査もしてもらえなかったとのこと。冒頭の男性も然り、まさしく生殺しという言葉しか思い浮かばない。
その方の場合は、残念ながら家族の協力もないまま、留置所で亡くなってしまう。
本当にお気の毒な話である。

なぜ、警察は人をここまで追い込めるのか?
何の権利があるというのだ?
北朝鮮でも先日アメリカ人大学生が、脳に損傷を抱えたまま帰国し、亡くなった事件がありましたが、
この事件とどう違うというのだ?

大阪の男性は、民事で告訴し、一度目は棄却されている。
しかしもう一度訴訟に踏み切るとのことだが、是非徹底的にマスコミも、追ってほしい。

結論、共謀罪で取り締まるべきは、国民側ではないのではないでしょうか。