愛のない人

泉谷しげるさんの歌”春夏秋冬”の歌詞で、
「季節のない街に生まれ、風のない丘に育ち、夢のない家を出て、愛のない人に会う・・・・」
10代から20代前半、定職に就くこともせず、迷いのあった頃、はまった曲だった。

あれから云十年、私の場合はラッキーなことに「愛ある人」に出会うことが出来た。その人は仕事を簡単に辞めるなと宙ぶらりんな私を救ってくれた。
その経験が家族を恨むこともしないで(ぐれずに)これた。家族間の問題は事実として受け止めなければならないが、助けてくれたその人を裏切ることは出来ない。

そのチャンスは、きっと些細な所にあるものを見過ごしてしまった、またはその時は今風でいうなら「ウザイ話」として通り過ぎることもあるかも知れない。
どのタイミングに起こるか分からないバニシングポイントを抜けるとき、ラッキーかアンラッキーかは、本当にごく僅かな差だと思う。