「願いの車」のお話

先日、旅先のBSテレビで、ドイツ「願いの車」という活動があることを知りました。

終末医療を受けている方たちの最後の願いを叶えてあげるべく車で希望の場所へ連れて行ってあげるというものです。数名のスタッフを要するサービスですが、無料で受けられるそうです。ドイツという国の優しさを感じます。

 

その方は末期がんの方で、完全寝たきりの方でした。

病室には元気なころの恋人とのツーショット写真が飾ってありました。職場で知り合った彼女と、よく仕事帰りに近くの湖へ行き、泳いだり湖畔のカフェでおしゃべりすることが、楽しい思い出だったそうです。彼は「願いの車」にお願いします。スタッフがその方たちの願いを叶えるよう、医師と相談をし、企画します。

当日、数名のスタッフと医師同行の上、夕方、彼女の仕事が終わる頃、迎えに行き、

思い出の湖へ向かいます。彼女とワインとビールで乾杯します。飲食はそのお店が提供します。

スタッフはお店で寛ぐ他の方に、今日は願いの車で来ています。少し騒がしくてすみません的な挨拶をします。その方たちも「願いの車」のことを知っていて、母と娘さんでしたが自分たちもいつの日か利用したいねと、優しく見守っていました。

出張先で夜中にも関わらず、その優しい映像に心奪われてしまいました。

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なぜなら、その映像を見た後で、あるエピソードを思い出したからです。

数年前、「月光叔父(私を助けてくれた月光仮面のような存在)」が、寝たきりだった叔母を生まれ故郷へ連れて行く企画を提案してくれました。

私には想像もできないようなダイナミックな企画だなと思っていましたが、出来たら素晴らしいなと思っていました。

茨城在住の叔母を九州まで移動するには、新幹線のレール&レンタの移動が望ましいと思っていました。また故郷では寝たきりの方でも対応してくれる温泉宿を見つけましたので、あとは数名の同行者を要するため、実家の親戚に資金援助の相談をしました。

ただ親戚からは良い返事は貰えず、願いは叶わないまま、叔母は旅立ちました。

ドイツと日本の国の成熟度の差を感じますし、月光叔父の企画が改めて優しいものだったと感じました。

 

それにしても、

ロシアから天然ガスを輸入していることをトランプ大統領から圧力をかけられたメルケル首相が、軍産国家であるアメリカの指示に従わないとし、安倍に忠告するため会いに来ました。しかし安倍は、メルケル首相の忠告に耳を貸しませんでいたね。今の日本、全然優しくないよ。

 

「願いの車」のナレーションは、木内みどりさんでしたが、優しい政治を目指そうとしている山本太郎さん、今どうしてますかね。

国会へ送り込んだ重度障碍者の方たちのことも、あれからどうされていますかね。優しさを感じない政府が、彼らにどう接しているのか、心配ですね。

高市総務大臣NHK受信料の負担を国民に発信して欲しいと訴えたそうですけど、

デフレが20年以上続く今の日本で、そんな会見開くなんて、国民への優しさがある人とは到底映りませんよ。

 

現在のれいわ新鮮組のふなごさんと木村さんのことを取り上げれば、今の政府が優しいかどうかが分かると思う。ぜひ、マスコミに取り上げて欲しいです!よろしくお願いします!