母、気絶?

昨年、母と町はずれにある温泉施設へ行ったときのこと。
お風呂から出るまではいつもと変わらないようだったが、母が突然生あくびをはじめ、顔色は蒼くなり、呼びかけにも即答できず、倒れる形となった。
念のため救急車を呼んでもらったらと月光叔父に言われ、総合病院で点滴して貰ったら、落ち着いて回復した。
帰りにはお腹が空いたと某チェーン店の釜揚げうどんをほおばった程でした。
ちなみに母は、高血圧であり常備薬が切れたころだったため、すっかりそれが原因と思っていました。
 
そんなことがあった記憶が飛んでいた日のこと。母と地元のスーパーへ買い物へ行ったときに、同じように突然の生あくび→顔面蒼白→気絶寸前という症状になった。
この時は月光叔父は同行していなくて、うかつにも狼狽えた私を見た見知らぬ女性が、救急車を頼みたいとお店の方に呼び掛けてくださいました。
しかし今回は救急車は呼ばず、とにかく座らせてぬるめのお水を飲ませました。
すると、付き添っていただいた多分店長さんに半ば楽し気に話しかけたりして、症状が戻ってきたのです。
 
後に月光叔父に聞いたところ、「脱水症状じゃないか?」とのこと。
よくマラソンランナーもゴール寸前に意識が朦朧としている、そう、あれである。
そういえば、昨年の温泉の時にも、空きっ腹で風呂に入り、急な体温の上昇にもかかわらず、直ぐに母にお水を飲ませなかった。
今日の場合も、ホットカーペットや布団乾燥機に布団をかぶせて、昼寝した直後に買い物に誘った私は、母にうっかり水を飲ませないままだった。
 
来年母も90という大台に乗る。
病院で薬を貰うことも必要な事かも知れないが、
一番には水分はちゃんととっているか?心のモチベーションを高めるためにもアロママッサージを取り入れたい。
※彼女は自然ボケはあるが、本当は本人に任せて暮らしてもらうことが重要なのだが、
 近頃親しかった年下の方が亡くなったり、いつも楽しみにしていた習い事に新しい方が入り、今まで通っていた方との対立が生まれているらしく、彼女のモチベーションが低下している事実がある。彼女の性格上の問題も隠せず、別居はしているが楽しく生活するという自立の期待が難しいのだ。
孤独の〇〇じゃないけど、独りでも楽しめるものがなけりゃ、健康維持もままならないらしい。これは他人ごとではなく、必ず今後自分にも降りかかる問題かとも思う。
 
最後に昨年の温泉施設のスタッフ方たち、今回の見知らぬ女性やスーパー店の方たちには、大変ご迷惑をおかけしたこと、また都会にいながら優しさに触れたことで、うかつついでに涙が出てしまいました。
ありがとうございました。